昨年の12月に犬のアインが急にぐったりして、食べ物は戻すは、下痢はするは、白目は赤くなるはで、かかりつけの犬猫病院に連れて行きました。
お腹を押しても痛がらないし、レントゲンでは何ともないので、胃腸の薬をもらって2、3日様子を見るように言われ帰りました。
薬を飲ませましたが、その夜も吐くし、グッタリ感が半端ではないので、2、3日待たずにもう一度犬猫病院に行きました。
今度は、血液検査とエコーのチェックをしてもらったのですが、血液検査の結果表が真っ赤で、色々な数値がやばいことになっていました。
最初のCRPで炎症の有無を調べる数値だそうで、参考値1が9.1、これは相当身体がだるいはずだと言われました。
通常5.0以上でワンちゃんはうずくまってしまうそうです。
他に肝臓関連の数値が高いので、まず肝臓に何か問題があることは確かですが、このCRPの数値を見た限り、急性の膵炎を起こしている可能性があるということでした。
膵炎の場合この病院では精密検査が出来ないのでもう一度血液を採ってラボにおくることになりました。
膵炎の場合、アインちゃんも、もう9歳になったので、脂身や脂肪分の多い食物を食べるとこういうことになる可能性があると言われ、ハッと思ったことがありました。
そういえば、昨日のお散歩で道に捨ててあったチキンの脂身をパクっとやってしまって、私が慌ててのっどの奥に指を突っ込んだ時にはもう飲み込んだ後だったことを思い出しました。もー全く食い意地の張ったやっちゃな~ぐらいに思っていましたが、あれかも・・・
一方、肝臓の方は胆のうに胆泥というヘドロのようなものがたまり、それが十二指腸に行く道をふさいでいて、胆汁が流れなくなっているということでした。
それで、胆のうが3cmまで膨れ上がっているということでした。つまり胆泥症です。
胆嚢には脂肪の消化に重要な役割を果たす肝臓で生成され胆汁が、一時貯蔵されます。食事をとると胆嚢が収縮しますが、収縮に伴い胆汁は総胆管を通って十二指腸に放出されます。胆泥症とは、何らかの原因で胆汁が濃縮して変質し泥状になったもの(胆泥)が胆嚢に貯留した状態をいいます。
どちらにしても炎症の薬と脱水症状を改善するために、しばらくは毎日点滴を打ちに行くことになりました。
5日目にやはり急性膵炎との結果が出て、もう一度血液検査をしました。
CRPは9.1 から1.9に順調に下がり他の数値も下がってきているので、点滴をやめて、抗生物質とウルソという熊の胆汁から抽出された飲み薬を1ヵ月分頂いて、朝晩与えることになりました。
アインもあのかわいそうなくらいダルダルだったのがウソのように元気になってきました。
1ヵ月が経って、また検査をするために獣医さんのところにやってきました。
胆のうが1.3cmまで縮み、CRPは0.9まで下がり、他の値も全部正常値になっていました。よかった~。
でも、この症状は自然に改善することはないとのことで、またこのままにしておくと、胆泥がゼリー状になって、また胆管が詰まった場合手術が必要になるが、内臓の随分奥の方なので老犬になりかけのアインちゃんには負担が大きいということでした。
そこで、もう1ヵ月だけ、抗生物質の入った薬を与えて、後はウルソを毎日飲ませることになりました。
半年に1度ぐらいCTスキャンで胆泥の状態を見て、改善すれば投薬をストップするかもしれませんが、たぶん現状を維持させるためにずっと飲ませることになるんでしょうね。
あ~お金かかる~
これまでで¥68,674かかりました。でもPET保険にはいっておいてよかった~。
ちなみに保険でカバーされた金額は¥63,785で7割カバーの通院はマックス12,000円までのカバーでした。
でもアインちゃんの健康の方が大事だからおかあちゃん一生懸命はたらくね<笑>