ちび子との遭遇!
ある日、縁側にしばらく見なかった野良猫のニャー子さんが子供をつれてすわっていました。
ニャー子さんは3年前ほどからこの辺に居ついた野良猫の「エプロンちゃん」の子供で、昨年の今頃生まれた雌猫です。
身体も小さく、数か月まえから見なくなったので、どこかへ行ったか、捕獲されたか、亡くなってしまったか心配していました。
ニャー子さんの子供は1匹で、片目が潰れていていました。
毎日餌をもらいに来るので、猫用の餌と、仔猫用の餌も購入して軒下に置いてやっていました。
私たちはこの子猫が、食が細く大きくならないので、「ちび子」とよんでいました。
秋ごろになると子離れをしたのか、ニャー子さんがいなくなりました。
ちび子は寒くなってきたので隣との境にある落ち葉のたまっている所によく居るようになっていました。
餌をやるために近づくと逃げてしまうのですが、病気のようで随分やせていて、他の猫のように機敏ではなく、いつも肩で息をしていました。
私たち姉妹は、このままではちび子は明らかに年を越せないという結論に達し、引き取ることにしました。
妹の家には2匹の犬がいるので、もう一人の妹の家で飼えるようになるまでの1ヵ月ほどは、私の家で面倒をみることにしました。
ゲージやトイレなどを用意して、何とか捕獲して犬猫病院に連れて行きました。
片目が潰れていることは知っていましたが、そのほかにも先天性横隔膜ヘルニアといって、腹部の臓器が胸部に配置されてしまう先天性の病気です。
そのほかにも猫ひっかき病という、爪で引っかかれると、その部分が化のうする病気ももっているとのことっでした。
このため、素手で触ることが出来ず、軍手をして世話をすることになりました。
固形物がたべられないので、介護用の餌を与えてみましたが、それでもほとんど食べられないので、石臼でドロドロのペースト状にして、スプーンで与えました。
ケージに入れておけばほとんどうごかないのですが、いままで暗く狭いところに隠れるようにして生きてきたので、通常はケージにタオルケットをかぶせて、落ち着けるようにしておきました。
餌を食べさせたあとだけはタオルケットを取って、餌をあげた後、なれるように、しばらく扉を開いておくようにしていました。
しばらくすると、餌を食べた後開いた扉からノソノソとやってきて、私の近くで寝たり、私の膝のところまで来て、なでてくれるよう最速するようになりました。
我が家へ来たちび子ちゃん、何も食べないので
介護用のエサを与えてみました。
私のマンションに隠れて置いていましたが、
妹の家で準備ができたのでに引っ越したちび子
小さなケージから3階建てへ
久しぶりに大量に食べてくれたちび子ちゃん
うんちもおしっこもちゃんと出たよ!
ちび子は妹の家が気に入ったみたい!
気持ちよさそうにいねむりしています。
3階建てのおうちの一番上は気に入ってくれたのかな?
調子が悪いけどやっとご飯をたべてくれた
ちび子さんです。
本日ちび子ちゃんが亡くなりました。
あれだけ荒かった息がだんだん静かになって
少しのけぞって亡くなりました。
あまり苦しまずに逝ってくれたことだけが幸いです。
ちび子きれいにしてもらって
大好きな「チャオチュール」もいれたよ。
隣で無邪気に匂いをくんくん嗅いでいる
リンちゃんが・・・
「ほんとうにバイバイ」
猫ちゃんは死んだら家族の不幸なことを持てるだけ
持っていくのだそうです。
ちび子はたった半年ほどしか生きられなかったけど
生まれてからずっと苦しい息をしていたから
天国ではいっぱい息ができるといいね。