子犬の噛み癖を直す方法②(心配な噛み癖)

我が家ではこれまで何匹も小型犬を飼ってきましたが、
以前飼っていた子の中で心配な噛み癖がある子が
いました。
怒った犬

ご飯の途中で手を近づけても歯を剥いてうなるし、
ケージに前足を引っ掛けた時に、とってやろうとして
手を近づけたら指を思いっきり噛まれて、ひどい出血の
ために、病院へ行って縫ってもらったこともありました。

これは、赤ちゃんのときの「かゆ噛み」でも、
甘えるときの「甘噛み」でもありません。

明らかに敵意を持った噛みつきかたでした。

このような場合、犬は基本的に

①「恐怖心」
②「所有性」
③「優位性」

のどれかによることが考えられます。

ということは、ワンちゃんに上下関係を
憶えさせればたいていの問題は取り除くことができます

では飼い主が上であることを教えるにはどうしたらよいのでしょうか?

それは、オスワリ、マテといった「基本服従動作」
教え込むことです。

おもちゃ、遊び、おやつ、散歩など、犬が喜ぶことを
叶える前に、必ず「基本服従動作」を取らせ

「飼い主の指示に従わないと、欲しいものがもらえない」ことを
学習させます

犬はオスワリやマテをすることで、飼い主が上位で自分が下位で
あることを自然に理解します。

これらの「基本服従動作」はきちんと覚えるまでに時間がかかります。

でも、根気よくあきらめずに、
「やらなくったって結局はくれるんでしょ!」
と思わせないようにしつけましょう。

ということは、こちらが要求した行動をとるまで絶対に
ほめたり、名前を読んだり、おやつをあげてはいけません。

「基本重複動作」を行うまで、命令を繰り返し、できても
過激なほめ方をしてはいけません。

名前を呼んでゆっくりあたまをなでてあげるぐらいにしましょう。

過激なスキンシップはワンちゃんを興奮させてしまうので、
かえって、こちらの言うことを聞かない子にしてしまいます。

犬って私たちが思っているよりも相手の能力を理解しているんですって!!