親子四代で隣のおばあちゃんの家の軒下に
住みついていた黒猫ちゃん一家がいました。

おかあちゃんは3匹の子猫を生みましたが、
その中の一匹だけが残って、

ツキノワグマのような白いマークがあったので
いつしか「エプロン」と呼ぶようになりました。

寒い季節だったので、餌とお水だけをお庭に
置いておくようになったら、知らない間に
来なくなったので、

どうしたのかな~と思っていると、

今度は、「エプロン」が3匹の赤ちゃんを
つれてくるようになりました。

去年たくさん買った餌が残っていたので、
ちょうど良かったと思い、またお水と餌を
あげる日が続きました。

しばらくすると、親離れの時期がきたのか
子のうち2匹はこなくなり、一番からだの
小さい「ニャー子」だけが「エプロン」と
一緒に来るようになりました。

「ニャー子」はほかの子猫と違い、私たちが
近づいても逃げずに「餌をちょーだい」と
ニャーニャー鳴いていたので「ニャー子」と
呼んでいました。

そのうちしばらくエプロンが見えなくなり
「ニャー子」一匹が来るようになったのですが、
ある日また「エプロン」が帰ってきました。

どこかで、さくら猫

(避妊手術を受けた猫。そうとわかるように耳を少し
切って桜の花びらのようにする
ことからそう呼ばれるようです。)

になって帰ってきました。

また餌を2匹分あげる日が続きました。

「ニャー子」はとても体が弱いようで、
大きくならないので、オスかメスかもチェックせず
そのままにしていました。

だんだんやせ細って、お腹だけが膨らんできたので
もうだめかな~と思っていたら、

なんと妊娠していたのです。

ある日小さな目のつぶれた子猫を連れてきました。

「ニャー子」は子供を産んでから、餌もたくさん
食べるようになり、体も随分丈夫になったのですが、
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その赤ちゃん猫が「ちび子」というわけで、
餌もほとんど食べず、片目がつぶれていて、
体も小さく・・・
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それでも半年ほどは「ニャー子」が面倒を良く見て
いました。

子離れの時期が来たのか、「エプロン」と「ニャー子」「ちび子」の
餌いれをちゃんと分けていたにも関わらず、

「ちび子」が近づくと「シャーっと」言って近寄らせない
ようになりました。
それまではよく一緒に日向ぼっこをしていましたが、
「ちび子」を近づけなくなったのです。

「ちび子」はしかたなく、反対の家の外階段の下で
うずくまっていることが多くなりました。

ある寒い日、階段の下の「ちび子」はものすごい
荒い息をしながらうつろな目をしてうずくまっていました。

私たちは、「今晩もたんな~。かわいそうに~。」
と言って自然と涙を流していましたが、

なんと、次の日はとても暖かく、妹の家の玄関の外の
ところでうずくまっていました。

妹は尻尾をつかんでワンちゃんの赤ちゃんのときに
使っていたプラスチックのカゴに入れて、
私に連絡をしてきました。

犬猫病院に連れて行ったら、まず奇形だと言われ、
そのために鳴けないし、おなかがペタンコだと
言われたそうです。
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胸骨に内蔵が全部入り込んでいるためお腹がぺったんこ

たまにあることらしいのですが、
内臓がすべて肋骨の中にあるため、体が弱く、排便も
難しく、多分すぐに死んでしまうといわれました。

健康診断には5万円ほどかかるので、そのような
明日死ぬかもしれない猫にお金をかけて診断するか
聞かれたそうです。

お金はもったいないけど、後で「かわいそうなことを
した」と思うより、「できることはすべてしてあげた」と
思いたいので、「払う!」と言って診察を受けることに
しました。

のみも、ウンチに虫もいなかったのですが、
目は角膜が破れていて中から液体が出てきている
とのことでした。

手術もできるが、このままでも毎日拭いてあげて
消毒をすればよいとのことでしたので、そうする
ことにしました。

やはり、内臓は胸骨の中にぐちゃぐちゃに入り
こんでいて、何がどこにあるかもわからないと
いうことでした。

ただ、ひとつ問題は「猫引っかき病」という病気を
持っていて、人間が引っかかれると、熱を出したり
リンパ腺が腫れたりするのだそうです。

私たちは迷いましたが、せっかくの命なので、飼う事に
しました。

ただ問題は、妹たちの家にはワンちゃんがいて、
私のマンションは動物禁止なことです。

でも、背に腹はかえられないので、私のマンションで
ワンちゃんが小さいときに使っていたケージに
おしっこと、おしっこ用の砂、爪とぎ用の最低必要な
モノを買ってひざ掛けを毛布代わりに入れておきました。
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随分弱っているのか水も飲まず、介護用の餌(液体状)の
モノしか口にせず、量もほんの少ししか食べませんでした。

最初はケージのふちで丸まっていて、近づくと怖がって
いましたが、私が仕事で留守をしているときに時々
来ては、体を拭いてやったり、なぜたりしている間に
「人間ってそんなに悪くないんだ~」とおもったのか
どうか、私にもなつくようになりました。
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ケージの中を掃除するために、入り口を開けてやると、
私の固定場所のテレビの前のクッションで待つようにも
なりました。

なぜてもらうのが好きなようで、自分から体を寄せて
来るようにもなりましたが、
一度爪で手を引っかかれて、念のため消毒して抗生物質を
飲んだことがあったので、
犬猫用の爪きりを買って、爪を切ってやりましたが、
栄養が足りないせいか、竹のようにささくれるので、
紙のヤスリで、丸く削るようにしました。

そうすれば、カリカリとしても傷もつかないので、
毎日忙しい朝と夜はもっと忙しくなり、

私もちょっとつらくなっていたところ、

もう一人の妹が、「自分で面倒見れるなら」パパが
飼ってもいいと居と言って、色々用意をはじめて
くれました。

実は、私は犬派で、あまり猫が好きではなく、
その上アレルギーもあるので、本当にたすかりました。

先日連れて行ったところ、とても居心地が良いらしく
家ではしないような(家の中を探索したり、ソファーに
飛び乗っ取り)こともし始めました。
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やはりまだ、体調が良い日と悪い日があるようですが、
ワンちゃんとも仲良くしているようです。
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(犬を怖がらない野良猫は初めて見ました)

これからどのくらい生きられるかわからないけど、
これからは幸せに(他の野良猫や、犬やカラスや人に
ビクビクしなくて良いにゃん生)が送れるといいね。
それにしても、「エプロン」と「ニャー子」は今も
毎日おばあちゃん家の軒下で、ごろごろ過ごしてます。

餌ももらえて、幸せだね!

ニャー子、もう「ちび子」みたいなかわいそうな
子供産まないでね!←あんた面倒見ないんだから!